ESPギタークラフト・アカデミー(GCA)は、アルフィー、WANIMA、04Limited Sazabys、ラルク アン シエル、大村孝佳、マドンナ、メタリカといった多くのプロ・ミュージシャンも愛用し、海外でもトップ・ブランドと数えられているギターメーカー「株式会社ESP」が運営する教育機関です。
1983年にESPの技術者養成、及び楽器業界からの要望により開校しました。設計、開発、製作、修理技術を道具の使い方から入学者すべてが初心者であるという前提で授業が進められますので、知識ゼロからでも業界へ輩出できる長年積み重ねてきた指導ノウハウがあります。
ギター製作・修理・改造に必要な道具・工具類を配布しています。仕事に就いてからも使えることを前提で厳選した優れものばかりです。
「ESP」の豊富な在庫数を活かし、授業内で製作する作品に必要な木材・パーツは、無制限で支給しています。
ギターメーカーESPの特長でもあるプロミュージシャンとの「繋がり」が多く、アーティスト と一緒に製作する授業にも反映されており、ESP、学校、ミュージシャンが三位一体となってできるESPならではの特長があります。また、現代の業界ニーズに合わせた人材育成を踏まえ授業カリキュラムを組んでいます。
「ESP」が40年以上培ってきた知識・技術と、現代の業界ニーズに合わせた人材育成を踏まえ、授業カリキュラムを組んでいます。
1年次は、「エレクトリックギター製作基礎コース」「アコースティックギター製作基礎コース」のいずれかを選択してギター、ベース製作の基本ノウハウを道具の使い方から学びます。
2年次からは、3つのコースから選択が可能になり、初年度に修得した技術を活かしワンランク上の技術を修得します。また3年次では、カリキュラムを自由に設定し各自のクラフトスタイルを確立します。1年ごとに目的に合わせたコース選択が出来ることも特徴のひとつです。
スタンダードモデルから個性あふれるオリジナルモデルまでをデザインだけでなく、サウンド面も両立した研究、開発をしていきます。
楽器店に持ち込まれる修理、調整、改造などの依頼を想定したレストア(回復)技術を基礎から学びます。
アコースティックギター特有の空洞構造を学び、板を削るのではなく、曲げるといった伝統の製作工法を習得します。
この学校で学ぶ人達は、ある者はプロのギタークラフトマンをめざし、ある者はリペアマンをめざし、またある者は音楽業界、楽器業界の中で将来職を得るための技術、知識を習得するために、そして楽器作りを楽しむためにこの学校に集い、それぞれが、それぞれの目標に向かって意欲的に学んでいます。
今日、当アカデミーの卒業生は、ギターメーカー、リペアショップ、音楽出版社、音楽プロダクション、楽器、音楽関連企業はもちろん、家具製造、建築関連の技術職などでも幅広く活躍しています。またプロアーティストが使うギター、ベースが卒業生が製作したという話しは珍しくありません。武道館、東京ドームというステージを目標にしているのはミュージシャンだけではありません。クラフトマンも大きなステージで使われる楽器を目指していきます。
学校では、基礎知識を学べるだけでなく、幅広い知識を身につけることの出来る場だと思います。現場では、リペアや調整も臨機応変さやスピードが求められるので、実践重視のカリキュラムで、かなり現場に近い状況で学ぶ事が出来た環境でした。
音楽業界に進みたい!と思い、選んだ学校がESPギタークラフト・アカデミー。ここで学んだ技術や知識は、扱う機材が豊富な今の仕事にも活かせています。“好き”を“仕事”に、どうせやるならがむしゃらにやってみてはどうでしょうか。この学校にはそれに応えて下さる講師陣や設備が揃っています。
ギター、ベースは一本、一本が特性や弾く人によってクセも変わります。それを理解しそのギターやベースに合ったセッティングをしていくのは本当に勉強になりますし、毎日、知識も増えていきます。お客様は音楽が趣味以上に生活の一部となり、こだわりを持っている方が多いのでその熱意にしっかり応えられるように心がけています。また、音楽業界の方とも知り合いになれるので、販売、リペア以外の業界話も聞けたり、今後に役立たせる事が出来るのも魅力だと思います。ギター、ベースを弾きやすくするための基本的な知識は全てと言っていい程役立っています。キッカケは何でも良いと思います。気持ちさえあれば資格等の難しいものはいらないので思い切って飛び込んでみてください。
年齢を問わず1年からでも学べる点に魅力を感じ、GCAに入学しました。簡単に入れない業界への入り口になったのと同時に、業界人としての姿勢を学ぶことができました。現在はESPで製品全般の木工加工を担当しています。高いレベルの製作に携われるだけでなく、技術を間近で見て学ぶことができるので、刺激になりました。僕の仕事の信念は「愚直」。コツコツと自分らしく仕事をしていきたいと思っています。
自分の工房を持ち、リペアを中心に行っています。お客さんも諦めていたギターを 直して喜んでもらえるのはやりがいがありますね。ギターが好きな者同士で話が弾み、人の輪が広がっていくのも楽しいです。GCAを卒業後、すぐに開業しましたが、 工具や材料のノウハウなど先生にずっと相談に乗ってもらえたので本当に助かり ました。将来はDNSのオリジナルギターを売り出していく予定。好きなことで食べていく...。本当に幸せですよ。
高校時代はものづくりが好きでバンドを始めてすぐにギタークラフトに興味を持ち、ギタークラフトアカデミーに入学しました。日々新しい技術を学び、日に日に形になっていくギターを見るのが毎日楽しみで仕方なかったのを覚えています。現在は学校での経験を活かし、海外ブランドのギター修理の仕事をしています。まだまだ勉強の毎日ですが、好きな事を仕事にできているので、とてもやりがいを感じています。
この仕事は、お客様に楽器を購入して頂くのはもちろんですが、購入後に”松岡君に薦められて買ったの良かったよ”とか、”ライブで使ったらスゴイ評判良かったよ”などの言葉を頂けるのは今でもすごく嬉しく思います。これも学校で学んだ基礎があって、今では応用が効かせられるようになった結果だと思います。何年勤めても日々勉強・新しい発見ばかりで楽しく仕事をさせてもらってます。もちろん最初は不安もありましたし、自分では解決できないトラブルに見舞われた事もありました。でも”好き”だからこそ、乗り越えて続けてこれたのは間違いありません。皆さんも、自分の”好き”を信じて突き進んでみてください。今、大変だと思う事も、未来になれば”楽しかった事”に変わっていると思いますよ!
本校は、木工機械から塗装設備、治具、工具類などを完備した環境の中で、開発、設計、製作をはじめ、リペア、カスタマイズ(改造)、メンテナンス、楽器テクニシャン技術など、ギター・ベース製作に必要な技術を総合的に学べる内容になっています。
指導するスタッフは、ミュージシャン本人が使用するギター・ベースや新製品の企画・開発・製作を行っているESPのクラフトマンです。ESPギタークラフト・アカデミーは、この環境により開発途中の製品やミュージシャン本人のギターやベースが実際の教材として間近で見られるのも特徴のひとつです。