ESPギタークラフト・アカデミーは、開発途中の作品やアーティスト本人のギターやベースが間近で見られる環境が実際の教材になっています。ここでは、授業中に仕事できた修理品やオーダー品をちょこっとお見せします。
アコースティクギターネック折れ
ネックが根元から折れたアコースティックギターが持ち込まれました。しかも折れているところにビスがねじ込まれ無理矢理に繋がれている状態です。
これは大変ですが、弦を張っても折れないネックにレストアする必要があります。
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1ネックジョイントの部分が裂けています。このままでは弦を張ることができません。
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2ネックを外したいのですが、指板がジャマをしています。とても難しいのですが指板を剥がしてから、ネックを外します。
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3指板を剥がしたあとは、ネックを外してリセットです!!
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4ネックを外してみましたが、ボディ側に残っている部分も合わせて修復を考えます。
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5継ぎは、接着だけでなくダボを打ってさらに接着強度を高めて行きます。
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6ダボ打ちが終わったら指板の再接着です。
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7再接着成功です。ダボも打ち込んだし、もう同じところからは折れる事はないでしょう!次は、塗装のひび割れやネジで止めた跡が、あるので修復していきます。
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8ダボやヒビなどの跡を目立たなくします。
塗装でもとの色に合わせて行きます。 -
9塗装で色合わせをしますが、まわりのネック以外の雰囲気に気をつけて合わせて行きます。
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10色合わせが完了です。
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11最後はパーツを戻して最終調整をして完成です。
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12完成です。