Ｊ－４５　リペア祭り

研究開発科の教室で「ギブソンＪ－４５」のリペアが偶然同時に３件入るという面白い状況がありました。もはや「Ｊ－４５リペア祭り」状態です（笑）別にＪ－４５が壊れやすいってわけではありませんよ！あくまで偶然です、たまたまです。

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  1まずは「ボディ割れ」。右側サイドがかなりの幅に渡って割れてしまっています。
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  2完全に割れて段になっています。幸いうまく噛み合わせることができそうです。
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  3丁寧に噛み合わせて形を修正しつつ、木工用の接着剤と丸クランプでしっかり固定します。
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  4傷を目立たなくするためにサイドをリフィニッシュします。まずは塗装を剥がして生地調整です。
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  5ヤニ止めをしたら塗装開始です。まずは木の導管を埋める為の「ウッドフィーラー」を塗ります。
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  6さていよいよ吹き付けです。まずは「ラッカーサンディング」（下地塗装）を繰り返し吹きます。
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  7数日乾燥後、研磨をしたら「着色」と「ラッカートップ」の吹き付け。着色の色合わせは慎重に！
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  8またまた数日乾燥させて、乾いたら綺麗に面を出す「水研」と艶を出す「バフがけ」をします。
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  9完成！やっぱいいギターですね！これからはなるべく壊さないように気を付けて欲しいです（笑）
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  10お次は、ビンテージの「ブリッジの再接着」。これも面倒です。
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  11まずはアイロンの熱を利用してブリッジの接着剤を溶かしてブリッジをそっと外します。
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  12無事に外れました！再び剥がれることのないように、しっかり接着面をきれいに平面にします。
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  13仮止めをしてＯＫだったらいよいよ接着！しっかりと固定します。この状態で一日乾燥させます。
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  14乾燥後、再びパーツの組み込みです。この機会に弦高等の各部調整もしっかりやっておきます。
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  15はい完成です！さすがに古いだけあって音がいいです！でもスクエアショルダーのＪ－４５って見た目が違和感あるな～（笑）
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  16最後はお友達所有のＪ－４５の修理を頼まれた学生のＭ君。リペア内容は「ナット交換」です！研究科の学生ともなるとこのくらいのレベルの作業はサクサクこなします（笑）赤いボディもなかなかいいですね～！！