Kouyama Guitar Works
香山さん

GCAを卒業してからの経歴を簡単に教えて

しばらくはひっそりと自宅にてリペア業を営んでおりましたが、国産材でギターを造って欲しいと言うご依頼を請けたのをきっかけに、なんやかんやで現在ではNCルーターや3Dモデリング設計を取り入れたデジタル路線な国産材メインの楽器製作活動に力を注いでおります。

工房を始めようと思ったキッカケは？

・リペア業において 大事に扱われてきた楽器を丁寧に修理や調整をする事で、より綺麗に長持ちするようになり後世に渡って行く…そんな事実に感銘を受けたのがきっかけです。
・楽器製作において 国産材をふんだんに使った特別なオーダー品を作ってみたい、自身が作った楽器を後世に遺して行きたいと思ったのがきっかけです。

始めるにあたって苦労した事は？

作業する場所、道具や機械を買う為の資金、材料の仕入れ、認知度や周りの理解等々…難しいと感じる事ばかりでした。

広報活動は何をしたの？

近場の居酒屋や飲食店で開催されるミニライブ会場に出向き、ライブに出てみたり名刺を渡したり出演者さんに積極的に話し掛けたり…。SNSでの広報活動よりリアルな人と人との繋がりを重視していました。
現在でも変わらず地方のラジオ出演や新聞記者さんからのアプローチ、テレビ番組での紹介等、大なり小なり全ての繋がりを無駄にしないようにしています。

学校で勉強した事は何が役に立った？

リペアの知識、製作の経験、おおよそ全ての学びを活かしております。

入学を検討している方へのアドバイスを一言お願いします。

基礎を学ぶ、という事は何よりも大切です。一に基礎を守り、二に型を破り、三に独自性を拡げる、いわゆる守破離です。しかし、まずは型がなければ破る事すらかないません。今後仕事としてリペア業や楽器製作をしたいと少しでも感じるのであれば、本校で基礎をしっかりと学んでおく事が重要です。