ESPギタークラフト・アカデミーでは、毎年希望者を募集して、アメリカ・カリフォルニア州アナハイムで開催されている世界一の楽器のトレードショウ【Winter NAMM】の視察ツアーを開催しています。
このページでは2012年度と2013年度に撮影した写真を使って、ナムショーの視察ツアーをアフターレポートしたいと思います。皆さんも実際にツアーに参加した気分でご覧くださいね。

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成田空港旅客ターミナルに集合後、旅行会社の受付窓口に荷物を預けます。


続いて添乗員の方から搭乗手続きなどの説明を受けたら、


搭乗手続きに進みます。200名弱でのツアーになるので手続きを行うだけでも相当な時間がかかります。


45番ロサンゼルス行きの搭乗ゲートから、


シンガポール航空の飛行機に搭乗します。シンガポール航空は機内食を含め評判の良い航空会社です。


約10時間という長時間のフライトですが、広大なアメリカの土地が見えてくると疲れも吹っ飛びます。


ロサンゼルス空港に到着しました。初めての海外という学生がほとんどなので、見るものすべてが新鮮。


そして、空港を出ると、これまた日本ではお目にかかれないアメリカンサイズの大型バスに乗り込みます。フロントガラスに書かれた「ESP2号車」の文字からわかるように、今回のツアーではこのバスを2台使用して大人数で移動します。


バスに乗り込むと、ロサンゼルスの町並みを車内観光しながら、アナハイムで開催されているナムショー会場まで移動します。バスから望む景色にアメリカの地に降り立ったことを実感します。


片道5車線もあるフリーウェイと走る車の多さに圧倒されながら夢にまで見たナムショー会場に到着。


ナムショー会場に入るためのレジストレーションを行います。ナムショーは基本的に世界中の楽器関連業者に対するショーなので一般の方は入場できないのですが、ESPの学生ということで特別に入場が許可されています。


一人ずつ受付の指示を聞きながらパソコンを使って入場登録を行い、パスを受け取ってレジストレーションは終了です。パスには自分の名前とTHE ESP GUITAR COMPANYの文字がプリントされていて、学生気分も吹っ飛びます。


レジストレーションの後、ナムショーの見学は明日の楽しみに取って置くということで、ナムショー会場から歩いて15分位のところにあるホテルにチェックインします。


部屋は2〜3人の相部屋ですが、部屋もベッドもお風呂もアメリカンサイズなので広いっ!!ちなみに横の部屋とも室内でつながっているので、夜もみんなでワイワイ楽しめます。


少しの時間部屋でくつろいだら、お待ちかねの夕食タイム。ホテルで食べる朝食と夕食は、プールサイドにある施設を貸しきってみんなで食べます。


朝夕の食事はバイキング形式で好きなだけ食べることができます。食べ盛りの学生でも十分満足!外国の食事は口に合わないなんてことを耳にしますが、思ったよりも美味しいです。


飛行機での長時間のフライト、そしてバスでの移動や異文化に触れ少々疲れ気味でしたが、やっぱり気の知れたクラスメイトたちとの食事は楽しいですね。


実はこのホテル、ディズニーランドと目と鼻の先にあるため、部屋の中から毎晩ディズニーランドの花火を見ることができます。こんな感じでアメリカ1日目の夜は更けて行くのであります。


2日目の朝食コーナーには、おにぎりや味噌汁も置かれていました。


それ以外にも、ベーコンやポテト、スクランブルエッグにパンケーキといったアメリカの朝食スタイルも満喫できます。


朝食後は、みんなでナムショー会場まで徒歩で移動。


ナムショー会場のコンベンションセンターに到着すると、


ナム会場に入る前にメインゲート前で集合写真の記念撮影。


会場手前のスペースにはフリーのミュージックペーパーや、


前日に取得したパスを首から下げるホルダーなどが置かれています。


会場内に入るには複数の入場ゲートで係員にパスとパスポートを見せる必要があります。一般人の入場は許可してないため、セキュリティーはかなり厳重です。


会場内はこんな感じにブースが並んでいます。この1列だけでも20〜30ほどのブースがあるので、見て回るのも大変です。ここからは夕食まで自由行動になります。
ナムショーの公式発表によると、約90ヶ国1400社の楽器メーカーがブースを出していて、訪れる人の数は99万人以上になるそうです。当然これだけのブースと人を収容するため、コンベンションセンターは5つのホールとアリーナからなる巨大な施設です。さらにメインホールは3階建てなので、すべてを見て回るには駆け足でも1日では難しい、まさに世界最大の楽器ショーです。ナムショー会場内の写真は別ページで閲覧できるようになってますので、興味のある方は下のバナー↓からどうぞ。


これはコンベンションセンター屋上から撮った写真。高い建物が少ないので見晴らしの良い景色ですね。


昼食は各自で食べるのですが、会場内にはフードコートもあって色々な国のランチを食べることができます。


それ以外でも、会場周辺にはレストランや写真のようなファストフード店が連なった建物があったり、


コンビニもあります。日本ではもうお目にかかれないam/pm。アメリカのコンビニはガソリンスタンドに併設されていることが多いそうです。


こちらのコンビ二は、ホテルとコンベンションセンター間にあるセブンイレブン。ツアー中、学生たちが一番お世話になったコンビニです。


英語が苦手でもコンビニなら特に会話する必要も無く買い物ができます。ナムショー見学に疲れたら、コンビニで買い物してホテルに持って帰って食べることも可能です。


夕食は引き続きバイキング。1日中ナムショー会場を歩き回ったせいか、昨日より盛る量が大盛りです。


なんと、この日の夕食後にサプライズの誕生日会が開催されました。


アメリカで誕生日を迎えるなんて素敵ですね。そして2日目の夜も楽しく更けて行くのであります。


3日目は自由行動日なので、ホテルで朝食を食べた後はそれぞれが好きに行動します。もちろんナムショーを見に行ってもOKですよ。


オプショナルツアーに申し込んでいる人は、現地の添乗員と共に目的のツアーに参加します。これは、ユニバーサルスタジオ・ハリウッドのオプショナルツアーに申し込んでいた生徒たちが添乗員から説明を受けているところ。


ユニバーサルスタジオ・ハリウッドの説明を聞いたら、ライトバンに乗り込んでハリウッドに向かいます。


その他にも日本ではまず出来ないことですが、車で国境を越えて、


メキシコ観光と、


本場のメキシコ料理を食べてきた学生もいます。


メキシコ国境に向かう途中には、ベトナム戦争で活躍した空母ミッドウェイを展示しているミッドウェイ博物館があります。


オプショナルツアーに参加しなくても、ホテル周辺を散策するだけで十分楽しめます。これはナムショー入り口前に止まっていたギブソン社のトラック。


もちろん、ホテルの真向かいにあるディズニーランドで一日中遊ぶという手もあります。


さすがアメリカ。走っているバスも2連結仕様です。


ホテルの裏手にはガーデンウォークというショッピングセンターがあって、地下にはボーリング場もあるそうです。


ガーデンウォークの中はこんな感じ。人気ブランドの「ホリスター」など50店舗以上のお店が入っています。


この日の夕食はツアーに含まれていないので、仲の良い仲間たちとホテル周辺に繰り出します。アメリカを代表する高級ステーキハウスで食べるもよし、


トムハンクス主演の映画「フォレスト・ガンプ」をテーマにしたシーフードレストラン「ババ・ガンプ・シュリンプ」に行くのもよし、


日本との違いを確かめるべく、マクドナルドやデニーズで食事をするという手もあります。


4日目はロサンゼルス観光。ホテルで朝食を済ませたら、バスでサンタモニカへ向かいます。


さすが、ロサンゼルスを代表するサンタモニカビーチ。浜辺に並んだカラフルな建物もカワイイですね。


サンタモニカのショッピングといえば、カジュアルなブティックやレストランが多いサード・ストリート・プロムナードとアーティスティックなメイン・ストリートがおすすめ。


サードストリート沿いでファミリーマートを発見。アメリカではFamima!!で店舗展開しているそうです。


せっかくなのでFamima!!でオニギリを購入。サーモンワサビマヨとカリフォルニアロールという商品です。


サードストリートを抜けると、2つのデパートと100店舗以上のショップからなるサンタモニカ・プレイスがあるので、こちらでショッピングするのもおすすめ。


この日の昼食は、各自サンタモニカ・プレイス周辺でいただきます。


昼食後は、サンタモニカから高級住宅街のビバリーヒルズを抜けてハリウッドへ向かいます。


映画の都ハリウッドにはアカデミー賞授賞式会場で有名なコダックシアターやチャイニーズシアターなど観光名所が沢山あります。


コダックシアターの正面には授賞式当日レッドカーペットが敷かれる階段。階段の脇にある柱には歴代のアカデミー賞の受賞作品が記されていました。


集合写真の左上に、遠目ですが有名なハリウッドサインが見えます。


ハリウッドサインとはこれのことです。


コダックシアターを出ると、星型の敷石に刻まれたスターの名前を探しながら大通りを散策。


アメーバーミュージックやハリウッドろう人形館で楽しんだ後は、本日のメインスポットへバスで移動します。


お目当てのギターセンターです。ギターセンターは1959年にハリウッドでオープンし、今ではアメリカ国内に200店舗以上ある有名楽器専門店です。


早速店内にと言いたいところですが、ギターセンターを訪れた人は100%店頭で下を向き立ち止まります。


理由はこれ。有名ミュージシャンの手形です。これはレスポールの手形。


それ以外にもエリッククラプトンや、


イングヴェイ・マルムスティーンといった超有名ミュージシャンの手形が床一面に敷き詰められています。この手形を押せるアーティストは、すでに刻印されている人々の推薦で決まるため、一流とされるミュージシャンや音楽関係者が認めた人のみが刻印を許されるそうです。


もちろん日本代表として、ビーズのお二人の手形もあります。ちなみに日本人ではもうひとり、電子楽器メーカー、ローランドの創業者である梯郁太郎氏の手形が刻印されています。


手形以外にも、店頭のショーケースには有名ミュージシャンの使用楽器や機材がディスプレイされているので、全部見ていると、店内に入るまで時間がかかってしまいます。


気になる店内はこんな感じ。


さすが有名店という品揃えです。


もちろん気に入った商品があれば購入することもできます。アメリカでギターを買うってすごい経験ですね。


ギターセンター周辺は他にもギターショップが居並んでいるので、周辺を散策しても楽しめます。


ギターセンターから少しバスで走ると、ギタークラフトアカデミーの看板があります。実は音楽学校MIハリウッド校の学科の中にはギタークラフト科が存在するんです。


日本同様、ギタークラフトマン・リペアマンを目指す学生達が日々ギター製作を学んでいます。


これは学生さんが作った作品。持っているのはギタークラフト科の先生です。


入り口のエフェクターを改造したインターフォンに感動。クラフトマンらしい遊び心ですね。


この日は中華料理の夕食を食べて終了です。


5日目は自由行動。アナハイムの町を探索するもよし、昨日と同じコースを運行するツアーバスでサンタモニカやハリウッド観光するのもOK。しかし、ほとんどの学生は今回の超目玉オプショナルツアー「フェンダーコロナ工場見学ツアー」に向かいました。


工場内は音が凄いのでヘッドセットを通して通訳を聞きます。アメリカ製のフェンダー・ギターは全てここで作られているそうです。残念ですが工場内の写真公開はNG・・・。


ということで、憧れのフェンダー工場を満喫した後は、工場近くにあるフェンダー・ミュージアムに行きました。この博物館はフェンダーとコロナ市が協力して設立したもので、フェンダーの珍しいギターの数々が展示されています。


ミュージアム内には古いフェンダー工場の写真や、


レオフェンダーの写真が所狭しと飾られていました。


ハワイ旅行?中のレオフェンダー。アロハシャツが似合ってますね。


なんとセミオーダールームを完備。これはネックのサンプル。


ピックガードも選べます。


この棚に陳列されているのは凄い数のボディ。1枚1枚見ていくだけでも大変です。


机に置かれたネック枕の形状がカッコいいですね。


ショップも併設されているので色々なフェンダーグッズを購入できます。


建物内すべてがフェンダー関係の物ばかりなのでナムショーのフェンダーブースより見ごたえあるかも・・・。


これはフェンダーのラップ・スチールギター。その後ろにあるレオフェンダーズハーモニカって何でしょうね?


勿論カスタムショップのショーモデルをはじめ、珍しいモデルや当時の写真が沢山展示されているのでフェンダー好きにはもってこいの場所です。


レオフェンダーとオリジナルプロトタイプギター。念願のフェンダーコロナ工場を見学できて満足な1日となりました。


6日目は日本への帰宅日です。5日間お世話になったアナハイムプラザホテルを後にし、


フリーウェイを走って、一路ロサンゼルス空港に向かいます。ほとんどの学生は寝ずに、名残惜しいアメリカの風景を目に焼き付けていました。


ギターセンターで購入したギターやお土産などの荷物を預けたら出国手続きに進みます。


さすが銃社会アメリカ。空港にはマシンガンを持った警察官が普通に警備していました。


無事、出国手続きを終了したら、飛行機のフライトまで自由時間です。空港内の免税店でお土産を購入したり、


フードコートで昼食を済ませます。


日本食が恋しい人にはこんなメニューはどうでしょう。照り焼きチキンにご飯、サラダの上に寿司が乗っているという変な組み合わせ。お茶とセットで14ドル程度のメニューです。


ロサンゼルスから成田までのフライト時間は行きよりも2時間長い約12時間のフライト。機内には映画やゲームもあるので退屈することはありませんが、充実した5泊7日のツアーだったため、ほとんどの学生は疲れきって熟睡していました。


成田空港到着後は現地解散となるのですが、ギターセンターで楽器を買ってしまったためお金が無くなった大阪校の学生は、ここから更に高速バスで大阪まで8時間のドライブ。最後までタフですね〜。
こんな感じで、今年で16回目を迎えたナムショー視察ツアーも無事に終了。初めての海外旅行という学生も少なくありませんが、広大な土地や過ごしやすい気候、そして何よりもエレキギターやロックが誕生した国“アメリカ”を満喫した学生たちは少し大人になったような気がします。例年この時期に開催しているツアーなので、はまってしまった学生の中には2度・3度とツアーに参加する猛者もいます。このようなツアーへ参加できるのもギタークラフト・アカデミーの魅力の一つですので、当校への入学を予定している方は楽しみに夢を膨らませていただければと思います。


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